結石破砕装置(ESWL)

1980年、体外で水中衝撃波を発生させ、それを結石に照射、破砕するという画期的な方法が誕生して以来、それまで結石治療に関しては小さいものは自然排石、大きいものは開放手術で除去する、という方法のみに頼っていただけに、その分野での新たな革命をもたらしました。 現在、この破砕治療の進歩により、尿路結石に関しては、手術による除去は過去のものであると言っても過言ではありません。 当院も奈良県下で、いち早くこの破砕装置による治療を手がけ、これまで数多くの実績を重ねて参りましたがこの度、更に治療効率の向上をはかり、地域医療に貢献すべく、最新型の結石破砕装置を更新導入しました。破砕装置として要求される最大の条件は短時間かつ正確に目標物に衝撃波を照射する、というのはもちろんのことですが、さらに
① 外来通院で治療が受けられる
② 痛みが少ない
③ 治療体位に苦痛が少ない 等といった患者さまの側にたった点です。

今回、新たに導入された装置はドイツ:シーメンス社製、リソスタートマルチラインで初代の装置をさらに改良、性能アップさせた装置といえます。この装置は衝撃波を的確に照射することはもちろん、患者さまの苦痛を出来るだけ軽減するということに最大の配慮がなされています。 結石の硬さに応じ、高エネルギーから低エネルギー領域まで無駄なく活用するため、照射部に独自の形状を使用し、穏やかなたち上がりを持つ圧力波を実現していますから、他の組織に与える影響が殆どなく痛みが生じる確立が少なくなっています。
結石破砕もこれまでは治療の際に生じる患者さまの苦痛への対策、あるいは合併症を持つ患者さまへの薬剤の適応等さまざまな制約の中で行われてきました。しかし日進月歩で進化し続けるこういった医療機器のおかげで尿路結石に対する治療は発生から治療へとスムーズな治療が可能な時代がやってきたと言えます。
設備機器のご紹介

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