高の原中央病院 薬剤科では毎月1回『DI(Drug Information)ニュース』を発行し、
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2012年01月 『喘息治療の吸入ステロイド剤』

本の喘息患者は、400~500万人で、喘息死は劇的に減少しています。これは抗炎症治療が普及したことに由来します。しかし、成人の有症率は1960年代の1%弱から1996年統計では3%程度へと増加しています。喘息治療のガイドラインは世界的な標準(国際指針)のGINA2006ガイドラインと日本の成人の喘息・管理ガイドライン2009(JGL2009)、小児の小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2008(JPGL2008)があります。いずれのガイドラインも治療の第一選択薬を吸入ステロイド薬としています。

入ステロイドには、ドライパウダー製剤とエアゾール製剤があります。 ドライパウダー製剤は一定の速度で吸入しないと肺に十分な薬が到達しないため、吸気流速が正常な吸う力のある患者に、エアゾール製剤は吸気流速が40L/min以下の吸う力が弱い患者に適しています。 エアゾール製剤は、吸気と噴霧の同調が必要なため、正しく吸入できていないと効果に差が出ます。 吸入ステロイド薬では薬剤が直接気道に到達し、経口剤より少量で高い効果を現し、全身的副作用が少ないという長所がある反面、口腔カンジダ症などの副作用があるため、吸入後のうがいの必要があります。 長時間作用型β2刺激薬との合剤を使用することによってステロイドの量を減量することができます。


【参考資料】
 成人の喘息・管理ガイドライン2009(JGL2009)、添付文書


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