さわやか高の原健康情報

2021.10.01

当院施設 かんさいハートセンターの御紹介

かんさいハートセンターって?

かんさいハートセンターは、心臓・大血管に特化した疾患に対して治療するセンターとして、2013年10月に高の原中央病院に開設されました。
以来、新たな治療を取り入れ・新たな設備を導入しひとつひとつ歩みを進め成長し、これまでに数多くの治療を行ってきました。

2021年5月に血管造影室が増設され、2室での運用が始まりました。
高の原中央病院は、地域の皆様方の健康のため、24時間365日の救急受け入れ、緊急手術の体制を整えております。ただ、これまでは血管造影室が使用中の場合は、緊急患者様の受け入れが困難な場合もありました。
この度、血管造影室が2室になったことで、緊急手術が必要な急性心筋梗塞疑いの患者様を、いつでも受け入れることができるようになりました。

1分1秒を争う万が一の事態に備え準備を整えております。
今回、導入した装置は、心臓を多方向から撮影することのできるバイプレーン装置で、手術時間の短縮・造影剤使用量の低減・放射線被曝の低減などが期待できます。

心臓カテーテル検査・治療は、心筋梗塞・狭心症に対して行われる検査・治療です。動脈硬化によって細なった血管を、風船やステントなどによって治療していくもので、当院では、治療困難な病変に対して、動脈硬化を削り取る治療なども行っています。

カテーテルアブレーションも開始!

2020 年には、カテーテルによる不整脈治療(カテーテルアブレーション)も開始しました。
不整脈治療では、心房細動や頻脈性の不整脈に対して、心臓の3Dイメージを構築し、原因となる部位を探し出します。その部位に熱を加えることで不整脈の流れを遮り、根治する治療を行って
おります。
患者様によりよい治療を提供できるよう、今後も努力してまいります。