性器脱手術について

女性の骨盤の中にある、子宮や膀胱などの臓器が下がってくることを性器脱といいます。

臓器が下がることにより、不快になるだけでなく、頻尿や尿失禁、排尿痛などが生じたり、極度の場合、歩行障害が生じることもあります。更年期以降の女性に起こることが多く、近年平均寿命が延びたことで、性器脱の悩みを抱える女性が増加しています。

このような悩みは日常生活の質を大きく下げてしまうものであり、性器脱手術による症状の改善は、非常に満足度が高いものと考えています。

手術は、これら症状を根治することを目的として、子宮の摘出に加え、膣壁を形成し、膣から臓器が下がってこないようにします。これらの処置を通常、経膣的に行いますので、腹部の傷は必要としません。また、メッシュを使用した腹腔鏡下腟仙骨固定術 (Laparoscopic sacrocolpopexy,LSC)を谷口医師が行っています。

対象疾患

子宮脱、膀胱下垂など

入院期間

入院期間は約4-6日程度で、術後の社会復帰は退院後早々から可能です。

入院費

  • 約41万円。3割負担であれば12万円から13万円が自己負担となります。(個室使用料は除きます