みんなで心肺蘇生 2018ver.



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  平成30年11月29日(木)・12月13日(木)当院7階講義室にて職員対象の救急研修、『みんなで心肺蘇生2018ver.』を開催いたしました。今回で3回目の開催になります。
当院はこれまでに、院内救急対応部会として救急に取り組んできましたが、救急受入れ件数増加等、急性期病院として更に一層救急に力を入れていくべく平成30年4月より、常勤職員として救急救命士を配置するとともに、部会を救急対応委員会に昇格させ、心肺蘇生法の啓蒙活動を行うとともに、全職員を対象とした一次救命処置(BLS)講習に取り組んでいます。


  今回の研修では、委員会のメンバーによる二次救命処置(ACLS)のデモンストレーションを参加者に見学してもらった後、実体験ブースに分れて研修を受講してもらいました。
実体験ブースは「BLS」・「バッグバルブマスク・挿管体験」・「心電図・除細動」の3ブースを準備しました。
BLSブースは胸骨圧迫に重点を置き、胸骨圧迫の『深さ』や『早さ・テンポ』が分かる機械を用意して参加者に体験してもらいました。参加者からは「深さやテンポがどれくらいか分かるからやりやすい」「意外と深く圧迫しないといけないんだ」「想像していたより難しいなぁ~」といった声がありました。


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その他にもバッグバルブマスクでの換気の方法や気道確保、挿管人形を用いて参加者に気管挿管を体験していただきました。また、座学を中心とした心電図・除細動ブースでは、危険な心電図波形の講義や除細動器の取扱い方法といったプレゼンテーションを行いました。
  研修会終了後のアンケート結果では、約90%の職員から「研修が役に立った」との意見をいただきました。次回は100%の「役に立った」をいただけるような研修内容にしたいと思います。

患者さまが安心して治療を受けられる。安全で高度な医療を提供できるように、救急対応委員会として今後も研修や心肺蘇生法の啓蒙活動を行ってまいります。