救急救命士

病院内で救急救命士が、救急救命士として活躍しています。
2次救急施設だからこそ救急救命士が必要とされます。

救急という現場は1分1秒を常に争います。
この環境下でいかにして重症度・緊急度の評価ができるか、観察力や救急処置を提供できるかが鍵を握ります。
そこで本来は、病院前救護の資格である救急救命士ではありますが、病院内でも専門技術を十分に発揮できるとし、2018年度より救急救命士が採用され、多職種と連携し救急医療チームの一員として活動しています。 

 救急救命士の1日

1. E-call (急変時コール)
私たち救急救命士は救急処置のスペシャリストです。
当院では患者様の状態に異変が起こり、蘇生措置等を行わなければならない緊急事態が発生した際に院内全館放送にて知らせており、これらをE-callと呼んでいます。
患者様の大切な命を守るためE-callが発令時は、私たち救命士がいち早く駆け付け救急処置の中心的な役割として活躍します。
E-call発令時から状態が安定するまで私たちが寄り添います。
救急処置の現場は多職種の連携が最も大切ですので、症例検討会の企画運営もしており、院内救急の普及に向けた活動を行っております。

2. 救急対応業務
救急搬入された患者様は私たちが窓口になり緊急度の判断を行います。
それらの情報を医療スタッフ間で情報共有し、迅速な初療へと繋げていきます。
また医師・看護師の処置介助、各種検査への移送も行い活動しています。

3. 救急対応会議
院内急変等にも職員全体が迅速に対応できるように、院内の救急対応会議に所属し中心メンバーの一員とし活動しています。
全職員へ救命講習の普及、消防関係者の方々とともに院内外でよりよい救急医療を患者様へ提供ができるように訓練等も院内全体で行っており、これらの企画運営に携わっています。

4. 救急搬送業務
当院では近隣の医療機関で、心臓の血管等に異常が見つかり手術等が必要な患者様を医師、臨床工学技士、事務員と共に当院救急車にてお迎えに上がります。
車内では安全な緊急走行を行うためのマイクガイダンス、患者様のバイタルサインの観察、医師の処置介助、時に心肺蘇生を行いながら当院へ搬送します。
帰院後は病棟看護師、手術室看護師等へ申し送りを行うのはもちろんのこと、次の出動へ備えるために、救急資器材の点検、車内清掃なども行い、チーム医療の一員として院内外問わず活動しています。
またその他医療機関へ転院の際など当院救急車を積極的に運用しています。
 
5. AED・除細動器の点検業務
心肺停止時には迅速なAED・除細動器の使用が有効といわれています。
急変時にはいつでも使用できるように、臨床工学技士とタッグを組み点検を行っています。