脳神経内科

「神経内科」から「脳神経内科」に変わります

 わが国で診療科として「神経内科」の標榜が認可されたのは1975年です。しかしながら、いまだに心療内科や精神科と混同されることがある一方、脳卒中や認知症などの疾患を専門的に診療する科であることが広く知られていない状況が続いておりました。この度、日本神経学会主導で脳神経内科と名称変更することとなりました。
 脳神経内科という名称に変更することにより、脳・神経の疾患を内科的専門知識と技術をもって診療する診療科であることがイメージされやすくなったかと思います。また、診療内容が世間に広く知られている「脳神経外科」の内科側の診療科である、との位置づけが明確になりました。
当院でも2018年8月1日から脳神経内科を標榜することといたしました。

診療内容・特色

 脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。
体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったとき(具体的には痺れやめまい、うまく力が入らない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、しゃべりにくい、物が二重に見える、頭痛、勝手に手足や体が動いてしまう、物忘れ、意識障害など)全身を見ることができる脳神経内科でどこの病気であるかを見極めることが大切です。その上で骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、手術などが必要な時は脳神経外科に、精神的なものは精神科にご紹介します。
気軽に受診していただければと思います。

対象疾患

大脳、小脳、脳幹、脊髄などの中枢神経、さらに末梢神経、筋肉、神経筋接合部にいたるまでの多くの疾患を対象とします。

脳血管障害 脳梗塞、脳出血、一過性脳虚血発作など
変性疾患 パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、レビー小体認知症など
免疫疾患 重症筋無力症、皮膚筋炎・多発性筋炎、多発性硬化症、ギランバレー症候群など
感染性疾患 髄膜炎、脳炎など
筋疾患 筋ジストロフィーなど

脳神経内科の特徴

 中規模急性期病院のメリットを最大限に生かし、脳神経疾患の診療に取り組んでいます。
 急性期脳血管障害に関しては、迅速に画像検査・生理検査などを施行し治療方針を決定します。
 豊富なリハビリテーション科スタッフとともに、急性期から集中的なリハビリテーションを行っています。海外における脳卒中ユニットの有効性データーからも、早期から集中的なリハビリテーションを行なう事で機能予後が改善することは明らかです。
 また当院には回復期リハビリテーション病棟が併設されており、脳神経内科医、脳神経外科医が急性期から回復期まで専門性をもって診療を担当させていただきます。

 パーキンソン病診療は当院での診療のもう一つの得意分野です。
現在、様々な薬剤が使用可能となっておりますが、個々の患者さんの病状、ニーズから最適と考えられる治療内容を検討しています。またリハビリテーションに関してもアメリカで考案されたLSVT-BIG、LSVT-LOUDというエビデンスのあるリハビリテーションプログラムも積極的に取り入れ入院リハビリテーションを行っています。このプログラムは講習と試験をパスした有資格者のリハビリスタッフのみが施行することができます。適応判定が必要となりますので、ご希望される場合、脳神経内科受診後適応と判定されれば入院となります。

 その他、筋疾患、筋委縮性側索硬化症などの神経難病患者さんへのロボットリハビリテーション、脳血管障害後の痙縮に対してのボトックス+リハビリテーション入院なども行っています。

脳神経内科医師

脳神経内科 長見医師

長見 周平(部長)
・日本神経学会 脳神経内科専門医・指導医
・日本内科学会 認定内科医
・日本リハビリテーション医学会 認定臨床医
・日本救急医学会 ICD認定医
・日本神経治療学会
・日本脳卒中学会
・日本静脈経腸栄養学会
・身体障害者福祉法 四肢不自由指定医


木下 聡子(医長)
・日本神経学会 脳神経内科専門医・指導医
・日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
・日本リハビリテーション医学会 認定臨床医
・身体障害者福祉法 四肢不自由指定医


高木 宏武(医員)
・日本神経学会
・日本内科学会
・日本神経治療学会
・日本生理学会


小西 敏彦(顧問)
・日本神経学会 専門医
・日本内科学会 認定内科医
・日本リハビリテーション医学会 専門医・指導医


上野 聡(顧問)
・奈良県立医科大学 名誉教授
・日本神経学会 専門医
・日本内科学会 認定内科医
・日本頭痛学会 専門医
・日本老年学会
・日本認知症学会


桐山 敬生(非常勤)


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